ベビーカーの基礎知識
最近の日本では、昔ながらの乳母車という単語は殆ど使われなくなって、代わりに和製英語である「ベビーカー」という呼び方が一般化しているようです。この呼び名に合わせたかのように、スタイルも随分と洗練されたものが増えてきていますが、特に最近注目されているのが三輪タイプのベビーカーとなっています。
もともとこのベビーカーにはA型とB型があり、A型は、赤ちゃんの首が据わる生後3ヶ月あたりから使えるように、椅子の傾斜がより深くなるように設計されています。このAB以外にもAB兼用タイプや、双子や年子をいっしょに乗せられる並列や縦列のツインシートもあります。
更には2歳以上の子供が乗ってベビーカーと母親の間に装着できるタイヤ付きのバギーボードも登場しています。これは行動的な母親のライフスタイルに合わせて考えられたもので、他にも座席部分がそのままチャイルドシートになって車での外出が楽なアイデア商品や、ジョギングしながら走れる三輪タイプなどもそうしたニーズから登場したようです。
三輪ベビーカーは前輪が1つだけ(厳密には二輪が並んだタイプもあり)なので何しろ小回りが効きやすいのが特徴で、乗り心地のいいエアタイヤも採用しやすいのも支持される理由となっています。アメリカでは、インラインスケートを履いた女性が三輪ベビーカーを押しながら疾走する風景も見られますが、日本ではそこまで過激な需要とはなっていないようです。